チーク一枚板テーブルのリメイク


息子も小学生になり、テーブルをフォークでドツくこともなくなってきたので、10年以上使用し、たわみも出始めてきたダイニングテーブルを買い替えることになりました。
さて、難しいのがどんなテーブルを購入するのかということです。ダイニングテーブルは頻繁に買い替えるものではありませんから、すこし値が張っても、納得してずっと使える物を購入したいものです。
飽きがこないで、愛着が持てるダイニングテーブルとなると、やはり無垢材のダイニングテーブルが欲しくなります。しかも、中古で購入した家の床材がチークだったので、チークで無垢材のテーブルが欲しくなってしまいました。

Webで調べまくったのすが、自分の無謀さに気づかされました。チーク材自体が入手が難しい貴重な素材らしく、気に入ったサイズ、高さのテーブルががみつけられません。とりあえず、専門家に聞いてみようと、自宅支度のオーダー家具屋さんが定休日だったので、ネットで見つけたThird Countryという無垢材のテーブルを扱う製作所も併設の店舗へ行ってみることにしました。

お店には、無垢材テーブルというより、一枚板オーダーテーブルが沢山展示されていました。いいものを見てしまうと、やはりいいものが欲しくなってしまいます。一枚板でナチュラルテイスト満載というのは、私の趣味ではないのですが、一枚板はやはりきれいです。
おそるおそる「チークは・・・」ときくと、「ありますよ。」とのこと。1枚板だと目が飛び出るほど高価になるけど、2枚はぎ(2枚の板を継ぎ合わせて天板にする)のであればできるかもとのこのぐらいの価格です(それでも高い!)回答でした。

帰宅後、「そもそもチークでなくてもいいじゃん」「べつに一枚板ぢゃなくてもいいじゃん」とか納得しようとしますが、やはり奥底では気になるなってしまいます。「チーク一枚板でかつ安くテーブルとかできんものか」と。

さて、インターネットと格闘です。調べれば調べるほど、その無謀さが身にしみます。やはり無理かとあきらめかけたときに、オークションに出ていた中古のテーブルを見つけました。なんとチーク1枚板!高さは座卓ですが、天板の大きさが195cm x 100cm x 10cm!完璧です。「価格は、120万円のところ、15万?」なんじゃそれ。怪しすぎます。一枚板をそのまま使用したといいつつ、色が全くチークっぽくありません。怪しすぎます。

本当に元値120万で、チークなら、わざわざこんな色に塗装なんかするかいなとか考えつつ、おそるおそるコンタクトすると、家具部門をやめるので、倉庫の整理で売りに出しているとのこと。傷のある部分を含め、いくつか新たな写真も送ってもらいました。リスクはあるものの、その対応の丁寧さや、自慢の商品だからずっとしまっておいたものなんだけどとかコメントされ、このチャンスを逃してはマズいと、現物を見ずに思わず「買います」と宣言してしまいました。

同時に、Third Countryへ急いで連絡です。「こんなものを手に入れるんだが、塗装はがして、磨き直して、脚をつけてもらうこと可能ですか?」と。材質や素人が気づかない部分を指摘されると思っていたら、「大丈夫だと思います。見積もりだします。」とあっさり回答。金額は言いませんが、手がんなって結構な金額するんだとちょっと驚きました。ま、人手が一番お金かかるので当然ではあります。

さて、トントン拍子に話が進み、中古テーブルをThrid Countryの店舗で受け取り、そのまま加工してもらうことになりました。山梨からの配達なのですが、「重いので運び出しの手伝いをお願いします。4人は必要です」とのこと。届けてもらって現物見てビックリ。分厚い、でかい、重い。とても2人で運べるしろものではありません。お店に入ってから、やっぱ売らないとか言われると困るので、お店の人に詳細を説明する前に、代金と高速代をはらって、まずは取引終了。そして、お店にも手伝ってもらって、引き渡し完了です。「こんな店があるんだ・・・」とか「いい板ですね、今時手に入りませんよ」「十数年前に手に入れたもので作りました」とか専門家同士の会話が始まってしまいます。ま、売れてなかったわけですから、意味のない数字ではありますが、天板の裏に「¥1,200,000」のシール。会話とシールの価格に思わず、一人にんまりしつつ、ガッツボーズです。テーブルを譲ってくれた方は、お店の連絡先情報をメモし帰路につかれました。

その後は、脚の形状だとか高さなどの打ち合わせです。表面の傷はどうせ塗装を削るので問題ないのですが、細かく見て行くと、古いものなので、そりが出ていたり、割れも出ていたり、裏に脚穴が出ていたりと難点もやはり沢山みつかります。どう対応するとか相談にのってくれ、打つ合わせ完了です。三角柱の脚を2つつける、ちょっと変わったダイニングテーブルにすることにしました。
残る心配は、塗装を剥がしたときのチークの風合いです。こればっかりは塗装を剥がして素材の色を見てみない限りはわかりません。「白っぽいチーク材であることを隠すために塗装する場合もあるので・・・」と心配なコメントをもらいつつ、表面をかんなで削ってもらいます。水で濡らすとオイル塗装時の風合いがわかるとのことで、雑巾で濡らしてみると・・・色合い完璧!思わずまたにんまりです。
しかし、関係ない事ですが、ここの店の職人さん・・・全員若いんです。普通は家具屋というと、職人は年配ばかりのイメージですが、出てくるのは若者ばかり。ちょっとびっくりです。ま、すくなくとも、デザイン面でダサイものはでてこなさそうという面では、逆に安心です。

出来上がりは、脚の材料を切り出して、安定するまで時間がかかるので、合計で1ヶ月半程度かかるとのこと、すべての心配は解消され、いくつかの確認作業をのこして、あとは完成を待つだけとなりました。

合計金額は??万円。当然当初予算は完全にオーバーです。でも、自己満足度は200%。残業終わっての深夜の帰宅後に、執念深く調べて、リクスをとった甲斐があったというのものです。(まだ出来上がって納品されたわけではないんですけどね。)まだ、どんなどんでん返しがあるのかわかりませんが、完成品が届いたら結果をのせたいと思います。

しかし、ネットは偉大です。もし、ネットと検索がなければ、個人がこんなテーブルを安価に入手できる可能性はありません。様々な業者を渡り、金額が上乗せされたり、他の形に加工されたりしてしまいます。もしかしたら、加工されたあとニーズにマッチせず、さらに売れ残る可能性さえあります。中古素材とリメイクって、もしかしたら、ネットでもっとエコな状態が作り上げられるものなのかもしれませんね。

ちなみに、何年も前に中古で購入した今の自宅も、1年以上、執念深くネットで調べて、あきらめかけたころにふと出会い、それから2日で購入を決めた代物です。ネットに感謝。

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